AI技術を用いた指紋検索エンジンを開発

  • POST DATE : 2017.12.05

~ディープラーニングにより1対N指紋認証を高速化~

指紋認証を始めとした様々なセキュリティソリューションを提供する株式会社ディー・ディー・エス(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:三吉野 健滋)は、新たにAI技術を用いた指紋検索エンジンを開発しました。主力製品である多要素認証統合プラットフォーム「EVE MA」に搭載し、本日より提供開始することを発表いたします。

従来、当社ではハイブリッド指紋認証方式として、当社独自の認証方式である周波数解析方式とマニューシャ方式を組み合わせた認証エンジンを開発し、主に「1対1」による指紋認証を提供してまいりました。この度、このハイブリッド指紋認証方式とAI技術であるディープラーニングの手法を組み合わせることで、N個の指紋が登録された指紋データベースから本人の指紋を検索照合する「1対N認証」の高速化を実現しました。従来の「EVE MA」に「IDレス指紋認証プラグイン」として機能追加し、エンタープライズ市場向けに提供を開始いたします。「EVE MA」を既にご利用いただいているお客様は、必要な台数の「IDレス指紋認証プラグイン」を追加購入するだけで新機能をご利用いただけます。

ログオン時にIDを使わないで指紋認証だけで認証する場合や複数人で1台のPCを利用している場合など、毎回のID入力を省くことで利便性が格段に高まります。また、働き方改革により勤怠管理システムなどでの本人確認のニーズが高まっているなかで、「1対N認証」を導入することでタイムカードやICカードなどの代打ちによるなりすまし問題を解決することが出来ます。

当社は、本技術のさらなる高速化と高精度化を進め、利用環境の拡大に合わせさまざまな利用シーンへの適用を提案してまいります。

【多要素認証統合プラットフォームEVE MAについて】

「EVE MA」は、Windowsログオンやアプリケーション認証での利用はもちろんのこと、多くの企業で採用が進んでいる仮想化環境など、幅広いシステムに適用可能な認証ソリューションです。登録拒否がなく誰でも使いやすいハイブリッド指紋認証アルゴリズムを採用しています。指紋認証をはじめとした様々な方式による多要素認証を、拡張性の高いプラグインアーキテクチャで提供。エンタープライズシステムの認証基盤における自在な認証設定を可能にします。

【株式会社ディー・ディー・エスについて】

当社は、指紋認証ソリューションのリーディングカンパニーとして創業以来、産学連携による技術開発に積極的に取り組んでおります。多様化する情報セキュリティ・ソリューション・ニーズに対応可能な「多要素認証統合プラットフォームEVE MA」および「二要素認証ソリューションEVE FA」をはじめとする情報セキュリティ製品の開発・販売を行っております。
2014年4月、オンライン認証の標準化団体であるFIDO(Fast IDentity Online)アライアンスに、国内企業として初めて加入。2015年10月に、FIDO認定製品である指紋認証デバイス “magatama™”を発表、2017年5月より、生体認証を活用した認証システムの構築を実現する「マガタマ ソリューションパッケージ」の提供を開始し、本人認証の世界を広げる新しい認証サービスの普及に努めております。

≪本件に関するお問い合わせ先≫
株式会社ディー・ディー・エス
営業本部 バイオ営業部 (TEL: 03-3272-7900)
Email: sales@dds.co.jp

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