• TOP
  • ニュース
  • オンライン本人確認の新規格 FIDO が本格始動

オンライン本人確認の新規格 FIDO が本格始動

  • POST DATE : 2014.12.10

~あらゆる業界での採用に向けて日本での販売活動開始~

指紋認証を始めとした様々なセキュリティ・ソリューションを提供する株式会社ディー・デ ィー・エス(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:三吉野 健滋、以下「当社」)は、米 国のオンライン認証に関する標準化団体FIDO Alliance(以下「FIDO」とする)が12月9日(現 地時間)に発表したFIDO 1.0の仕様に関して、FIDOセミナー東京事務局として同様の内容を発 表致しました。

FIDOは、マイクロソフトなどのテクノロジー企業、グーグルなどのオンラインサービス事業 者、VISA、Master Cardなどの決済事業者、バンク・オブ・アメリカなどの金融サービス事業 者などから構成され、今後FIDO1.0の仕様を実装して、幅広くサービスを提供していきます

FIDO1.0の仕様では、ブラウザやブラウザプラグイン、ウェブ以外のアプリケーションのサ ブシステムについて、デバイスやサーバ、クライアントソフトの新たな標準の概要を定めてい ます。あらゆるウェブやクラウドアプリケーションは、現在あるいは今後提供される様々な FIDO仕様の認証要素との接続が可能です。生体認証からハードウェアトークンまで様々な認証 要素に対応しており、一般の消費者、企業、サービスプロバイダ、政府機関など、あらゆる組 織でご利用いただけます。

当社は平成26年4月、日本初の加盟企業としてFIDOに参加し、平成26年10月には、FIDO初 の日本でのセミナーに協賛し、運営事務局として対応いたしました。日本でのセミナーには、 関連各省庁、自治体、民間事業者、教育研究機関など各界から約300名のご参加を頂き、複数 の国内企業が既にFIDOに加盟しております。

今回のFIDO 1.0の仕様公開に先がけ、平成26年12月6日には、当社はFIDOの中核企業である ノックノックラブズ社(Nok Nok Labs, Inc.、以下「NNL社」)と、資本業務提携を行ってお ります。本リリースを皮切りに、NNL社が開発したFIDO準拠製品であるNNLTM S3 Authentication Suiteの日本国内での販売促進活動を平成27年1月より本格的に開始いたしま す。

NNL社CEO Phillip M.Dunkelberger 様のコメント

NNL社にとって日本市場は注力すべき重要な地域であり、生体認証やモバイル技術においては 日本は最前線に居続けております。生体認証市場において評価の高いDDS社とのパートナーシ ップにより、近代的な認証ソリューションを企業および政府機関に提供することが可能になります。

【FIDOアライアンスについて】

FIDOアライアンスは、2012年7月に結成されました。その目的は、強固な認証をつなぐ相互運 用性の欠如への対策と、ユーザが直面している複数のユーザ名とパスワードを作成し記憶しな ければならないという問題点の改善でした。FIDOアライアンスは、本人確認の認証の世界の本 質を変えるべく、認証方式の仕様を策定しています。FIDOが提唱する認証方式は、オンライン サービスの認証時に、より強固かつプライバシーを守り、使いやすいものを目指しています。

【NNL社について】

ノックノックラブズ(本社:カリフォルニア州パロアルト)は現代のコンピューター技術に 適合するようにオンライン認証を変革させるという明確なビジョンのもとFIDO Allianceを率 いているラメシュ・ケサヌパリ氏により2011年に設立されました。

【S3 Authentication Suiteについて】

NNL社製品のNNLTM S3 Authentication Suiteは、クライアントおよびサーバー双方に提供さ れるソフトウェアです。指紋認証内蔵スマホやユーザーのデバイスに搭載されている、カメラ、 セキュリティーチップなどの既存セキュリティ機能を活用し、使いやすくて強力な認証をあら ゆるアプリケーションに提供することが可能です。現在の統合されていない認証ソリューショ ンとは異なり、単一なものから統合されたプラットフォームまで、広範囲な認証技術をサポー トします。

INFORMATION