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東京大学大学院情報学環寄附講座「セキュア情報化社会研究(SiSOC TOKYO)」のサイバーレンジを用いた共同研究を開始

  • POST DATE : 2016.07.22

指紋認証を始めとした様々なセキュリティ・ソリューションを提供する株式会社ディー・ ディー・エス(本社 愛知県名古屋市中区、代表取締役社長 三吉野健滋、以下、当社)は、 東京大学大学院情報学環セキュア情報化社会研究寄附講座(以下、SiSOC TOKYO)と、 新しく設置されたサイバーレンジ(※)を用いて共同研究を行うことを発表いたします。

2015 年 8 月 7 日の当社発表の通り、当社から研究員が SiSOC TOKYO へ参加し、研究開 発活動を行ってまいりました。今回、SiSOC TOKYO は八重洲オフィスの開所に合わせ、 八重洲オフィス内に、サイバーレンジを構築しました。このサイバーレンジ内に弊社セキ ュリティ製品を設置し、弊社製品に対して疑似的な攻撃を行うための環境を準備します。 サイバーセキュリティの専門家を招へいし、ハッキング防御技術やセキュリティ耐性の評 価を行なうとともに実地訓練による高度セキュリティ専門家育成も目指します。更にサイ バー空間での ID 管理・本人認証技術などの研究開発も推進して参ります。

当社では認証サーバーでの生体認証を行う「EVE(イブ)」シリーズ、次世代認証プロトコ ル FIDO に準拠した個人認証システム「勾玉(まがたま)プラットフォーム」を開発、販 売しております。情報漏えい事故が多発する中、生体情報をはじめとする個人情報を守り、 安全で利便性の高い、個人認証の製品やサービスを提供することは当社にとって極めて重 要なテーマです。今回の共同研究で得られた知見を当社の製品やサービスに反映すること でその安全性をさらに向上してまいります。

スマートフォン等で利用拡大を続ける指紋認証をはじめとする生体情報を利用する製品や サービス、今後増加が見込まれる FIDO を利用する製品やサービス等の新たな市場でのサ イバーセキュリティをより安全なものとする為に SiSOC TOKYO の学際的アプローチでの 調査研究、セキュリティ人材の育成といったサイバーセキュリティ技術力の発展に寄与す る活動の一端を当社も担ってまいります。 以上 Press Release

※ サイバーレンジとは

サイバー攻撃を防ぐ側として現実のセキュリティ危機に迅速かつ専門的に対応するため のスキルや経験、チームでの対応を実際に演習するための基盤

東京大学大学院情報学環セキュア情報化社会寄附講座について

本講座は、セキュリティをはじめとするサイバー空間に関する課題について巨視的長期 的視座から学際的研究・人材育成・政策提言を推進するものです。特に産官学の協力の下 に広く人材を糾合し、実際に生じている社会的かつ国際的な課題に対し、自然科学的なア プローチのみならず社会科学的なアプローチも取り入れて調査研究を行い、その検討結果 を広く情報発信することを主眼としたものです。当該分野における学際的研究部門として は日本初の試みとなります。

  • 設置期間:平成27年4月1日~平成32年3月31日(5年間)
  • 設置場所:東京大学情報学環
  • 研究寄附講座の名称:セキュア情報化社会研究グループ
    (英文名:Secure information society research group)
    詳しくは下記をご覧ください。
    http://sisoc-tokyo.iii.u-tokyo.ac.jp/
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