• TOP
  • ニュース
  • 日本の約7割を占める小規模自治体でも導入しやすいLGWAN-ASPサービスとして多要素認証基盤を提供 ~ NTT西日本、鳥取県情報センターと共同でサービス展開を開始 ~

日本の約7割を占める小規模自治体でも導入しやすいLGWAN-ASPサービスとして多要素認証基盤を提供 ~ NTT西日本、鳥取県情報センターと共同でサービス展開を開始 ~

  • POST DATE : 2021.03.08

指紋認証を始めとした様々なセキュリティ・ソリューションを提供する株式会社ディー・ディー・エス(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:久保 統義、以下 DDS)は、西日本電信電話株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:小林 充佳、以下 NTT西日本)が地域の課題解決に対する具体的な取り組みの柱として提供する地域創生クラウドサービスにおいて、株式会社鳥取県情報センター(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役社長:湊 正彦、以下 TIC)と共同で、多要素認証対応の統合認証基盤サービスである「地域創生クラウド共通認証基盤提供サービス」として、「万能認証基盤 Themis(テミス)」の提供を開始することを、発表いたします。

昨今、地方公共団体では、デジタル・ガバメント推進のため、行政事務のデジタル化、データ利活用、クラウド利活用への取り組みが急務となっております。
また、「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン(以下、ガイドライン)※1」では、閉域環境においてもクラウドサービスの活用が可能なITインフラが必要となっています。⾏政専⽤のネットワーク「LGWAN」(地方公共団体の組織内のネットワークを相互に接続した高度なセキュリティを維持した行政専用のネットワーク ※2)を通じて地方公共団体にサービスを提供する「LGWAN-ASP」(※3)は、地方公共団体間でサービスの共同利用を可能とし、自治体間のIT格差を是正するとともに、セキュアなサービス提供が可能な環境として利用が増加しています。ガイドラインでは、情報システム全体の強靭性向上を目的としてマイナンバー利用事務系、LGWAN接続系の端末への多要素認証の導入を求めています。

このような状況に対応するため、DDSは、多要素認証を実現する「万能認証基盤 Themis」をTICのクラウド基盤(Microsoft Azure Stack Hub基盤)に配置し、TICよりLGWAN-ASPにおける「地域創生クラウド共通認証基盤提供サービス」として、提供いたします。
本サービスは、地方公共団体が独自に認証システムを構築することに比べ、標準的で経済的なシステムを導入・運用を可能にします。これまで一部の導入にとどまっていたり、導入が難しかった小規模の地方公共団体でも、多要素認証を簡単に利用できるようになります。

DDSは、様々な形態での認証ソリューションの提供をとおして、地方公共団体、公益法人、民間企業など様々なお客様のデジタルトランスフォーメーションの推進に、より一層貢献していきます。

なお、当発表においてDDSの2021年12月期の連結業績に与える影響は軽微であります。

※1 地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドラインとは
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/jyouhou_policy/
※2 LGWANとは
https://www.j-lis.go.jp/lgwan/about/cms_15039.html
※3 LGWAN-ASPとは
https://www.j-lis.go.jp/lgwan/asp/cms_15041.html

 

【株式会社鳥取県情報センター様からのコメント】
西日本電信電話株式会社様からサービス提供を受けて運営する地域創生クラウド(鳥取エリア)と連携し、株式会社ディー・ディー・エス様が開発した統合認証基盤システム「Themis(テミス)」を当社(TIC)がLGWAN-ASPとして提供いたします。
平成28年度に実施された自治体セキュリティ強靭化事業において、2要素認証システムが全国の地方自治体に導入済みとなっていますが、導入から一定期間経過したこの時期に本サービスの提供を開始し、導入コストの削減、円滑なリプレースを実現するための有力な選択肢としてご検討いただけるサービスです。

株式会社鳥取県情報センター
代表取締役社長
湊 正彦

【西日本電信電話株式会社様からのコメント】
NTT西日本では、2019年10月より地域創生クラウドの提供を開始し、2020年11月には、鳥取県情報センター様との協業により、鳥取エリアでの提供を開始いたしました。
LGWAN-ASPサービスの第一弾として、統合認証基盤システム「Themis(テミス)」の提供を開始されることを心より歓迎いたします。
災害リスクが低いエリアである鳥取県から全国の自治体様へ提供される本サービスが、自治体情報システム強靭化向上モデルによるセキュリティ強化に加えて、業務の効率性・利便性向上に寄与することを期待しております。

西日本電信電話株式会社
理事 ビジネス営業本部 クラウドソリューション部長
西 裕士

 

≪製品概要≫
■万能認証基盤 Themis について
「万能認証基盤 Themis(テミス)」は、指紋認証をはじめとする生体認証、ICカード認証、パスワード認証など、さまざまな方法による認証を実現する認証基盤です。Windows(Active Directory)、Chrome OS、ネットワーク、アプリケーションなど、幅広いシステムへのログインに対応しています。認証方法とログイン対象を自由に組み合わせて利用することで、システムが要求したセキュリティレベルに応じたそれぞれの認証方法の活用が可能になり、従来の認証と比較して高いセキュリティを保つことができます。
(ホームページ:https://www.dds.co.jp/ja/product/3314/

株式会社ディー・ディー・エスについて
DDSは、指紋認証ソリューションのリーディングカンパニーとして創業以来、産学連携による技術開発に積極的に取り組んでおります。多様化する情報セキュリティ・ソリューション・ニーズに対応可能な「万能認証基盤Themis」、「多要素認証基盤EVE MA」および「二要素認証基盤EVE FA」を始めとする情報セキュリティ製品の開発・販売を行っております。
2014 年 4 月、オンライン認証の標準化団体である FIDO(Fast IDentity Online)アライアンスに、国内企業として初めて加入。2015 年 10 月に、FIDO 認定製品である指紋認証デバイス“magatama®”を発表、2017年5月より、生体認証を活用した認証システムの構築を実現する「マガタマプラットフォーム」を提供、本人認証の世界を広げる新しい認証サービスの普及に努めております。また、ブロックチェーン技術の認証系市場での活用研究も進めております。
(ホームページ:https://www.dds.co.jp/ja/

 

■本件に関するお問い合わせ先
株式会社ディー・ディー・エス
営業本部 販売促進部 販売促進課
Email:sales@dds.co.jp

 

※プレスリリースに記載されているロゴ、会社名、製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
※プレスリリースに掲載されている内容、製品・サービスの価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などは様々なリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。

※プレスリリースはこちらからご覧いただけます。

INFORMATION